省⼈化に対応してほしいという空港の要望
こんにちは、五島吉久⽊店(北島産業)です。
五島列島・福江島の⽞関である「五島つばき空港」(福江空港ターミナルビル株式会社)様から、到着⼝の扉を⼈⼒から⾃動ドアへの変更要望をいただきました。
ただし、既存扉を使⽤することという条件付きで。
要望の背景は、省⼈化。過疎化の進む島では、社員の数が⾜りないという現状があり、社員みなさんのためにも少しでも省⼈化できる場所を改善していきたいということでした。
既存のドアは、⼈⼒で開閉作業を⾏っており、ドアに常時1⼈がついていなければならず、お客様対応も加えると、バゲージクレーム内に2⼈必要な状況でした。
北島産業は、YKKが⾃動ドアを提供していた時代から、⾃動ドアに取り組んできた会社。
その時から育んできて技術⼒をもとに、既存扉を活かしたまま、到着⼝の⾃動ドア化を図りました。
⾛り回る⼦どもにも配慮した⾃動ドア
⾃動ドア化の協議・検討を重ねる中で、既存の到着⼝は、①到着⼝から⼈が出てくるタイミングで扉の開放状態が続くと、⼦どもがバゲージクレーム内に進⼊してしまうこと、②既存の駆動ボックス内に⾃動ドアの駆動装置がおさまらないことが課題として浮かび上がりました。
①については、外部センサーを取り付け、ドア閉鎖完了時にはセンサーが働いたとしても、ドアが開かないよう設定しました。外部から⼈が⼊らないようにしてほしいということであれば、外部センサーは不要に思います。しかし、もし、外部センサーを取り付けないと、閉鎖動作中に、⼦どもや⼈が外部から⼊ろうとしたとき、挟まれる恐れがあります。それを防ぐためにも、外部センサーは必要な装置と考えました。
②については、北島産業が⻑らく鋼製建具(⽂化シャッターなど)を取り扱ってきた実績から、⽂化シャッターに特注のカバーケースをつくってもらうことで、既存の駆動ボックス内に、⾃動ドアの駆動装置をおさめることに成功しました
荷物を受け取ったあと、何気なく通り過ぎるドアですが、いろいろな⼯夫が積み重ねられています。
そんなところにも注⽬してみてもらえると嬉しいです^^